青森県藤崎町の白子エリアに畑を持つあせいし農園の浅瀬石純司(あせいしじゅんじ)さん。
普段は強面のイケメンですが、りんごのことをお話するときは常に笑顔で本当に楽しそうで、こっちまでほっこりしてしまいました^^
そんなりんごへの愛をまとった浅瀬石さんの”りんご愛”を掘り下げていきます!
あせいし農園 浅瀬石純司(あせいしじゅんじ)
藤崎町生まれ。藤崎小学校、藤崎中学校出身。
高校卒業後、りんご関係の会社に就職。数年前に父の経営していたりんご農園を継ぐ。
あせいし農園は120年の歴史があり、現在純司さんで4代目。
りんご畑が子供の頃からの遊び場だった。
ー浅瀬石さんがりんご農家になったきっかけを教えてください。
私の実家は100年以上続くりんご農家で、保育園の頃からりんご畑で遊ぶのが日常でした。
自転車で走り回ったり、運搬車に乗ったり、りんごと畑が本当に身近なものでした。
高校卒業後は実家の農園は継がず、企業に就職をしましたが、この就職した会社もりんご関係の会社です。
この会社では、様々な地域のりんご農家や農業資材会社と交流することで、りんごの栽培についての知識や人脈を得られたことは大きかったですね。
就職してからも、会社で働くかたわら、休みの日に実家のりんごの薬かけやリンゴもぎなどの忙しい時期に手伝っていましたが、親が高齢していくのを目の当たりにし、そろそろ継がないとなという想いは強くなっていきました。
そこで数年前に本格的にりんごをやろうということで一念発起し、実家の農園を継ぎました。
りんご農家は楽しいことばかりじゃないけど、総じて楽しい。
ー生まれてから今までりんごに関わってきて、実際にりんご農家をやってみていかがですか。
私は“りんごをとったら何も残らない”くらいりんごと共に生きてきました。
実際にりんご農家をやってみると楽しいことばかりではありませんが、それでも総じて楽しいです(笑)
りんごの作業をしていると、やはり、作業のタイミングだったり、一つ一つの細かい部分でわからないこともありますが、他の生産者の仲間と協力しながらやっています。
農家は一匹狼では無理ですね。仲間同士、協力しながら情報や技術を繋いでいくことが必要だと感じます。
そして、日々のりんご畑での作業はもちろんですが、自分で作ったりんごを直接販売するのも楽しいです。
昨年から対面販売をはじめました。
ふじさき食彩テラスや県内の各地に出向き、直接消費者の方に、自分のりんごの品種だったり特徴だったりを紹介し、購入してもらうという、対面販売に大きな手応えを感じました。
今年も可能な限り、自分で作ったりんごを直接消費者の方に届けていきたいと思っています。
りんごは我が子と同じ。
ーあせいし農園の由来は何ですか。
実は「浅瀬石」という苗字はとても読みにくく「あせいし」と呼ばれることが少ないです。
私たちのりんごを多くの方に知って欲しいと思った時に、読みやすいほうがいいのではというので、ひらがなで「あせいし農園」にしたというのが由来です。
おかげさまで今では少しずつ知ってもらえていて、端正込めて作ったりんごを自分の「あせいし」の名前で消費者に届けられる嬉しさを実感しています。
ー浅瀬石さんの話を聞いていると本当にりんごへの愛が伝わってきますね。
りんごは我が子みたいなものです。
りんごが日に日に成長していく、朝から夕方にかけても変化がある。その変わっていく姿をみることが楽しみです。
特に9月頃はりんごが赤く色づいていく時期です。この色づきを毎日みることに喜びを感じます。
また、一年かけて育てたりんごを、消費者の方が「おいしい」と言って、食べてくれることも本当に嬉しく思います。この「おいしい」という、言葉だけで、次の年も頑張れますね。
自然とふれあって、楽しくリンゴを育てたい。
ー最後に今後の展望を教えてください。
まず、気持ちの面でいうと、これまで共に歩んできたりんご畑と触れ合って、とにかく楽しくやっていきたいですね。
栽培では出来るだけ農薬を少なくして、「りんごにも身体にも優しい」を今まで通り心がけていきます。
販売の面では、消費者に直接販売するとことや、小売やスーパーに直接納めるということをしていきたいです。
また、りんごをそのまま販売するだけではなく、りんごの加工品にも力を入れていきたいです。
加工品にすることで、一年中“あせいし農園”の商品として、消費者に届けることができます。一つの商品を作るのは簡単ではないですが、一つずつ商品を開発して増やしていければと思っています。
ー最後に消費者の方へのメッセージをお願いします。
端正込めて作ってるので、喜んで食べてもらえればいいなと思います。
美味しかったらまた注文お待ちしております!